■ごあいさつ
・ここではCPUとCPUクーラーについての詳しい仕様を載せています。
■関連情報
・
CPUの性能比較表・
CPUクーラーの比較表・
PCパーツと性能について2011年版(CPU編)・
PCパーツの詳しい情報や説明、考察やまとめ、構成などの索引、検索■CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)とは何か?
・セントラル・プロセッシング・ユニットの略でCPUといわれている。
中央処理装置という意味でPCの中心となり全体の処理や計算を行う部分となっている。
この部分のスペックの良し悪しがPCの性能に直結するほど重要なパーツである。
CPUの形は正方形で平べったい形をしており裏面には無数のトゲのようなものがあり、
マザーボードには無数の穴があるところがありそこにCPUを差し込むことが出来る。
CPUの後ろにあるトゲトゲの部分はデリケートなので不用意に触らない事。
また最近のCPUは無数のトゲではなく穴になっており、
マザーボード側は穴ではなく無数のトゲとなっているが差し込み方は同じである。
■CPUのクロック性能について
・クロック数はCPUの名前の後ろに2GHz、2.4GHz等が書いている数字の事である。
同じ世代のCPUの場合この数値が大きいほど処理が早い=高性能ではある。
また同じクロック数の場合、新しい世代のCPUの方が基本的に処理能力が高いといえる。
・最近ではターボブーストテクノロジーやターボコアという機能が備わっており、
CPUのクロック数が可変し通常3GHzで動くCPUも負荷が低いときは通常よりクロック数を下げ、
高負荷な場合には通常よりも高いクロック数で動くため性能表には、
定格3GHz、最大3.6GHzといった形で上限の性能が併記されるのが一般的である。
■CPUのコア数について
・コアとはCPUの中心部分であり処理を行う部分でPCの頭脳といえる。
元々コアは1つのCPUに1コア(シングルコア)しか無かったが、
2005年頃から1つのCPUに2つのコアを搭載しているものが登場してきた。
これをデュアルコアと呼び2007年以降は4コア搭載したクアッドコア、
最近では6コア(ヘキサコア)、8コア(オクタコア)等が登場してきている。
こうした複数のコアがあることをマルチコアと呼んでおり、
最近ではデュアルコアまたはクアッドコアが一般的となっている。
またintelはオクタコアではなくオクタルコアと呼んでいる。
・コア数が多ければ多いほどPCが多くのソフトを同時に動かさないといけない場合でも、
複数のコアで作業を分担できソフトがマルチコアに最適されていれば、
1つのソフトを複数のコアで効率的に動かす事ができる。
しかしコア数が多ければ多いほど消費電力、発熱が多くなっているため、
以前のマルチコアCPUは1コアあたりのパフォーマンスを抑えていたが、
最近では技術が進歩したため高クロック、マルチコアのCPUが一般的になってきた。
同じ世代のCPUの場合、コア数が多い=高性能となっている。
・またハイパースレッディング(HT)という技術もあるが、
これは擬似的に1コアで2つのコアがあるように見せるintelの技術となっており、
1つのコアで2つのスレッド処理を進めることができるようになり、
OSやソフトウェアから2コアとして認識されるようになる。
しかし本当の2コアと異なり処理速度自体は1コアと同じなため、
速度が2倍にならないということも覚えておくべきだろう。
■CPUクーラー(CPUファン)とは何か?
・CPUの上に取り付ける扇風機のようなものはCPUクーラーと呼ばれている。
CPUは非常に高度な処理をするため熱を持つため必ずついている。
CPUの熱を逃がすための装置ではあるが種類によって冷却性、静音性、大きさ、形、
取り付け方法や空冷、水冷など様々な違いがある。
・CPUに基本的に付属しているCPUクーラーは純正(リテール)クーラーで、
それ以外のCPUクーラーは社外品(サードパーティ製)クーラーと呼ばれている。
リテールクーラーは定格動作を前提に設計されたもので定格動作なら、
十分な冷却性を持つがOC(オーバークロック)による動作には向いていない。
サードパーティ製のCPUクーラーは様々な種類があるため、
種類によって性能や相性、大きさや取り付け方が異なっている。
そのためマザーボードによって取り付けることが出来なかったり、
PCケースや他のパーツに干渉してしまい取り付ける事ができない、
そもそも冷却性が低いか相性が悪く正常に動作しなくなるなどの問題があるため、
用途や相性をしっかりと考慮したうえで選ぶ必要がある。
またオーバークロックは自己責任なので注意しよう。
■intelのCPUの規格(主なタイプのみ。下に行くほど新しい)
・LGA775(Core 2世代プロセッサ用)
Core 2 Duo、Core 2 QuadのCPUが存在しており、
廉価版にはPentium Dual CoreやCeleron Dual Coreが存在する。
基本的に2コアではあるがCore 2 Quadは4コアとなっている。
消費電力は2コアであるCore 2 Duo等が低くなっている。
現在ではCore iシリーズより性能や消費電力あたりの効率は低くなっているが、
基本的な用途であれば今でも十分使う事ができるパフォーマンスを持つ。
・LGA1366(第一世代 Core iプロセッサの上位のみ)
Core i7 9xx、Xeon 5500、Xeon 5600シリーズのみに搭載されるハイエンド規格である。
下位シリーズは4コア8スレッドで上位シリーズは6コア12スレッドとなっている。
当時としては非常に高いパフォーマンスを持っており、
現在でも消費電力は高いものの上位はCore i7 3000シリーズに匹敵するほどのスペックを持つ。
・LGA1156(第一世代 Core iプロセッサ)
Core i7 8xx、Core i5 7xx/6xx、Core i5 5xx、Pentium G6xxx、
Celeron Dual Core(Clarkdale)、Xeon L3000/X3000シリーズに搭載される規格。
基本的にCore i7は4コア、8スレッド、Core i5 7xxは4コア、
Core i5 6xx/i3 5xxシリーズは2コア4スレッドとなっており、
Pentium G/Celeron Dual Coreは2コアとなっている。
Core i7 8xxシリーズはCore i3 6000/4000シリーズ程度のスペックとなっている。
またCore i5 6xx以下のシリーズはグラフィック機能を内蔵し、
多少の3D処理能力を持っておりCore i5 661はグラフィック機能が強化されている。
・LGA1155(第二、三世代 Core iプロセッサ、SandyBridge、IvyBridge)
Core i7 37xx/2000、Core i5 3xxx/2xxx、Core i3 3xxx/2xxx、
Pentium G20xx~21xx、Celeron G16xx、Xeon E3 12xxシリーズに採用されている。
基本的には第二世代Core iプロセッサは2xxxシリーズ、
第三世代Core iプロセッサは3xxxとなっておりこの世代から、
基本的なものは内蔵グラフィック機能を搭載するようになっている。
またCPUの消費電力が大きく抑えられスペックも向上するなど、
第一世代Core iプロセッサと比べかなりの効率化を果たしている。
この世代からCore i7は4コア8スレッド、Core i5は4コア、Core i3は2コア4スレッド、
それより下位は2コアとなっており2016年現在の、
第六世代Core iプロセッサまでグレードによるコア数は基本的に同じとなっている。
前世代と比べるとパフォーマンスを強化され上位の内蔵GPUは、
6年前のハイクラスグラフィックボードに匹敵する性能を兼ね備えている。
(Core i7 2600Kに搭載されているHD Graphics 3000はGeforce 7800GT程度の性能。
なおKシリーズではないHD Graphics 2000でもGeforce 9400GT程度の性能を持つ。)
・LGA2011(第二、三世代 Core iプロセッサの上位のみ)
Core i7 3xxx/4xxx、Xeon E5シリーズに採用されている。
上位の3960X、3930K等は6コア12スレッドで動作し、
それより下位は4コア8スレッドで動作する。
内蔵GPUを搭載していないためグラフィックボードが必要となっている。
現在でもCore i7 3970X、4960X等は消費電力は高いものの、
Core i7 6000、4000シリーズと同等以上のパフォーマンスを持っている。
・LGA1150(第四、五世代 Core iプロセッサ、Haswell、Broadwell)
Core i7 5xxx/4xxx、Core i5 5000/4000、Core i3 4000、
Pentium G 3xxx、Celeron G18xx、Xeon E3 12xxシリーズに採用されている。
第二、第三世代Core iプロセッサと比べ一回りほどCPU、GPUのスペックが強化されている。
コア数は第二世代と変わらずクロック周波数もそれほど変化は無いが、
Pentium、Celeronといった下位のCPUでもある程度快適に動作するようになってきている。
また第五世代Core iプロセッサは第四世代と比べCPUのパフォーマンスに差は無いが、
GPUが大きく強化されており負荷が低めのPCゲームまで対応できるスペックを持つ。
・LGA2011-v3(第四世代 Core iプロセッサの上位のみ)
Core i7 5xxx、Xeon E5-2xxxシリーズに採用されている。
上位の5960Xは8コア16スレッドで動作し、
それより下位は6コア12スレッドで動作し内蔵GPUは搭載されていない。
またXeon E5-2699 v3は18コア36スレッドで動作し圧倒的なスレッド数を持つ。
パフォーマンスは2016年現在のCPUの中では最高クラスとなっている。
・LGA1151(第六世代 Core iプロセッサ、Skylake)
Core i7 6xxx、Core i5 6xxx、Core i3 6xxx、Pentium G4xxx、
Celeron G 3xxxシリーズ等に採用されている。
第四世代Core iプロセッサと比べ若干CPU、GPUのスペックが強化され、
消費電力、発熱も若干抑えられておりDDR3より早いDDR4メモリが採用されている。
またGPUのスペックは第五世代よりは低めとなっている。
しかしSkylakeのCPUは様々な問題や注意点があるので安易に選んではいけない。
■Skylake搭載CPUを選ぶときの注意点
・なおSkylake搭載PCの場合のみWindows 7のサポート期間が、
通常の2020年1月14日から2018年7月17日となりWindows 8のサポート期間も、
通常の2023年1月10日から2018年7月17日に短縮されるので注意。
・Skylake世代のCPUの基板が薄く大型CPUクーラーを搭載すると、
曲がって破損する可能性がある。
またCPUクーラーを付けたまま輸送すると破損することもあるので、
リテールクーラーを使ったほうが無難なのかもしれない。
そのためCPU本体の耐久力を重視するのであれば、
Skylake以前のCPUを考えたほうが無難なのかもしれない。
・Z170のマザーボード、Skylake、Windows7の組み合わせの場合、
USB関係の不具合が生じる場合があるので安易に選んではいけない。
不具合が起こる理由はZ170チップでUSBドライバがxHCIのみのサポートになったためであり、
Windows 7の場合、PS/2キーボードとSATA接続の光学ドライブでインストールして、
その後にxHCIドライバをインストールする等の準備が必要となっている。
■AMDのCPUの規格(主なタイプのみ。下に行くほど新しい)
・Socket AM3
Phenom II(AM3対応)、Athlon II、Sempron、Opteron 138xシリーズに採用されている。
ピン数が941本でSocket AM2/AM2+から1ピン増えている。
これは古いプロセッサーを差し込めないようにするためのもので、
機能のあるピンが増えたわけではない。
またAM3用プロセッサーのピン数は938本となっており、
BIOSが対応する場合のみAM2+でも利用可能となっている。
上位のものはコア数が多く安価ではあるが消費電力が高くなっている。
・Socket AM3+
AMD FX-4xxx、FX-6xxx、FX-8xxx、FX-9xxx、Opteron 3xxxシリーズに採用されている。
ピン数が942本でSocket AM3から1ピン増えている。
しかしCPU側のピン数は938ほんのままで、
従来のAM3対応Phenom II、Athlon IIなどはAM3+対応マザーボードで動作する。
FX-9xxx、8xxxシリーズは8コアでFX-6xxxは6コア、FX-4xxxは4コアで、
クロック周波数あたりの性能よりもコア数を重視しているのが特徴。
・Socket FM1
A8-3xxx、A6-3xxx、A4-3xxx、Athlon II X4シリーズに採用されている。
CPUのパフォーマンスは低めだが高性能の内蔵グラフィック機能が搭載されており、
今までの内蔵グラフィックよりも高い性能を持ち上位のものなら、
軽めの3Dゲームなら耐えられるほどのスペックを持っている。
A8-3xxxとAthlon II X4シリーズは4コア、A6-3xxxは3コア、A4-3xxxは2コアである。
またAthlon II X4シリーズには内蔵GPUが搭載されていない。
・Socket FM2
A10-6xxx/5xxx、A8-6xxx/5xxx、A6-6xxx/5xxx、
A4-7xxx/6xxx/5xxx/4xxxシリーズに採用されている。
CPUのスペックはSocket FM1より向上し内蔵グラフィック機能も強化されている。
A10、A8シリーズは4コアでそれなりのスペックでA6、A4シリーズは2コアである。
グラフィック機能はさらに向上されておりA10-5800Kなどに搭載されたRadeon HD 7660Dは、
軽めの負荷の3Dゲームであれば十分動かせるほどのスペックを持っている。
・Socket FM2+
A10-7xxx、A8-7xxx、A6-7xxx、Athlon II X4シリーズに採用されている。
Socket FM2のAPUと比べCPU、GPUのパフォーマンスがやや向上している。
コア数はSocket FM1のAPUと同じとなっている。
またSocket FM2+のマザーボードにSocket FM2のAPUを搭載可能だが、
マザーボード側が対応していない場合は動作しないので注意する事。