■製作会社 コーエー
■発売日 2002年
■プラットフォーム プレイステーション2
■ジャンル アクション
■評価
・総合 G-
・オリジナリティー F+
・グラフィックス D-
・サウンド E-
・熱中度 X
・満足感 F+
・快適さ E+
・難易度 7
■プレイ時間
・5時間程度(むずかしいを一周クリア)
■概要
・封神台から逃げ出した紂王率いる死者の軍勢に主人公らがパオベエと呼ばれる武器を、
使って戦う無双のようなゲーム。ストーリーよりもアクションを重視しているが…。
■良いところ
・GC版バトル封神ではなかったマルチモードやミッションモードなどが追加されている。
・操作性は悪くは無く平均程度。
・ステージの広さはほどほどで歩き回るのにそんなに時間はかからない。
・技を使い分けるということだけはそれなりにバランスが取れていたのかもしれない。
・ディスクの読み込み時間はそこそこ早い。
・難易度が高いため上級者には楽しめるのかもしれない。
・攻撃エフェクトなどは平均程度の出来。
■悪いところ
・ゲームバランスが悪くかんたんモードでも爽快感溢れるプレイができないキャラがいる。
・操作キャラクターの必殺技が使い回しであり属性が違っても同じモーションなのがある。
・一部のボス戦では遠距離攻撃しか効果的に当たらないのでつまらない。
・ストーリーが薄すぎて無いのと同じ。
・キャラクターの性格がいかされていない。
・BGMの使い回しがありすぎる。
・効果音が全体的に迫力が無く爽快感が無い。
・ストーリーを全て見るためには最低でも2周しないといけない。
・移動速度がやや遅い。
・キャラクターのモーションが全体的に悪くぎこちない。
・仲間があまりにも弱すぎる。
・中国の伝奇文学の封神演義を題材にしているがそれが全くいかされていない。
・キャラクターのデザインが微妙。
・一部のステージで処理落ちが常に起こるところもある。
・後半より序盤のザコのほうが攻撃力が高いなど調整がなされていない。
・敵の種類が非常に少なく単調になる。
・選べるキャラの数が少なすぎる。
・ストーリーモードで二人プレイができない。
・キャラの能力値を引き継ぐのに制限がある。
■人を選ぶところ
・キャラクターの頭身が微妙なところ。
・ゲーム自体が非常に短いこと。
・ザコ敵の体力が高いこと。
・無双シリーズと同じく仲間キャラが弱いところ。
・キャラの見た目と難易度のギャップがあること。
■総評
・このゲームは無双とアクションゲームを掛け合わせたものなのだが、
無双の爽快感が完全に無くなりアクションゲームの醍醐味もなくなってしまっている。
そのかわりに相手のパターンを読んで遠距離からちまちまと攻撃を与えていくか、
パターンにはめて相手に攻撃を与えるかのどちらかでしかない。
ステージ構成は違うのだがやることは先に進んでゴールするかボスを倒すか敵を全滅させることばかりで、
飽きやすい。
あとこのゲームには全くといっていいほどストーリーが無く最初から最後まで、
敵との戦いの繰り返しで最後のオチはただボスを倒して世界は平和になったという程度であり、
中身がほとんどというより無かったほうが良いと思えるほどである。
あと一周クリアするだけでこのゲーム内容の悪さで飽きてしまいやりこみ要素まで、
手を出せないほどの出来である。
このゲームは何を伝え、何をしたかったのだろうか?
どちらにせよ無双は無双でアクションはアクションと分けておいた方がどう考えても良い。
その前にアクションとはいえストーリーの出来があまりにも酷いのでゲームとしては楽しめないのだろうが。
これをするよりはコーエーが他に作っている無双シリーズの何かを選んだほうが遥かに面白い。
どうしても爽快感を求めたければかんたんモードでも選べばそこそこ楽しめる。
■改善策
・ストーリーを練り直した方がいい。
ストーリー部分が致命的に悪いので一から作り直すことが必要。
・これ以上は何も書けない。
全体的に完成度が低すぎるので次回作があるとすれば悪いところは全て改善すべき。
